迷惑千万？・・・

今日ＪＲ環状線で人身事故がありました。

私が居た駅のすぐ隣で飛び込んだらしい。


人身事故発生→遺体発見→現場検証→安全確認。で、１時間１０分待った。（逐一情報を放送する駅員もどうかと思うが。）






その人が今までどれだけ苦しい思いをしてきたのか、どうして自分の命を絶たなければならなかったのか。復旧待ちで待たされている人でそんな事考えてる人はほぼ居ない。



その人の死は線路に入った瞬間、“迷惑”の一言で片付けられてしまう。




命の重さも知らん、社会のしゃの字も分からん中学生に（携帯ゲーム機をやりながら）「現場検証なんかせんくてもいいし、早よ動かせって～～」なんて言われた日には死んでも死にきれないだろうに、、、








でも、

結局のところ、その人の死は迷惑でしかない。少し心が痛むが、１時間待たされた事によって心の痛みなんて消えてしまう。むしろＪＲ西ノ宮についた時点で１００円ショップが閉店時間になっていることに怒りを覚えたりもした・・・環状線は全線停止・阪和線・神戸線も遅れ、何万人に影響が出たんだろう？










でも、

家に帰ってパソコンに向かってみると、ふと、何十キロも出し、迫ってくる電車に向かって身を投げ出さなければならなかったその自殺者のことを考える。もし私が線路に飛び込む前の“彼”に合えたなら、彼をとめる事が出来たのか？なぜ死を選んだか。何があったのか。なぜ電車に轢かれバラバラになることを選んだのか。



どうせこんなことを考えても死人に口なし、時すでに遅し。考えても仕方ない。





結局、私の人生の貴重な時間の２０分も３０分も、家に帰ってなお私の思考を独占する彼の死は迷惑でしかないのかもしれない。